紀伊半島みる観る探検隊

2010年2月21日(日)第20回 紀伊半島みる観る探検隊「島勝浦の漁業を語る旅」終了しました

~生活を支え続けた魚見小屋~

※開催日注意! 雨天により延期になりました

古くから回船が入港し船宿もあった港町・紀北町海山区島勝浦には、かつて、海が見渡せる場所に「荒見」というイワシやボラなどの魚群を監視する場所が4か所ありました。

紀北町島勝浦の大敷魚見小屋からの眺め

明治32年からはブリ大敷(定置網)が始まり、昭和27年に14万3千匹を記録し、熊野灘の3大ブリ魚場として栄えました。岬の先端には網を見張るための「大敷魚見小屋」が建てられ、魚見番がブリの群れの動きを見て、軍配のような「ホテ」をまわして知らせ、大漁の時は駆け足で浅間山まで来て浦人に知らせていました。

30年ほど前に無線機や電話が普及し、魚見小屋は役目を終えましたが、島勝浦の人々にとっては生活を支えてきた大切な場所です。現在も小屋に通じる道の保全が続けられ、美しい自然林と共に、志摩半島まで見渡せる雄大な景色が楽しめます。
元・島勝公民館主事で熊野古道語り部の川口洋司氏と共に、ブリ大敷ゆかりの場所を巡り、島勝の漁村風景を訪ねます。(※参考資料:海山町50周年の記録)

【行程】
和具の浜 ~ 大敷見張り小屋登り口 ~ 荒見小屋跡 ~ 浅間山 ~ 監視所跡 ~
大敷見張り小屋(魚見小屋)~ 周須の磯(水汲み場)~ 島勝浦散策 ~ 和具の浜(解散)日時
  • 平成22年2月21日(日) ※荒天延期9:30集合  14:30頃解散
集合場所
  • 和具の浜駐車場(紀北町海山区島勝浦)
案内人
  • 川口 洋司さん
募集人数
  • 25名(最少催行人数5名)
参加費
  • 1,500円(保険代、通信費など諸経費含む)
持ち物
  • 弁当、飲み物、雨具、帽子、杖など
    歩きやすい服装、履きなれた靴でお越しください

【お申込方法】住所、氏名、電話番号、生年月日をお知らせの上お申込下さい。

申込先
  • くまの体験企画 内山 (電話)090-7865-0771
    申込締切:平成22年2月19日(火) ※申込み先着順
  • 歩行距離は約4km、実質歩行時間は約2時間30分です。
  • 移動手段について詳細はお問合せください。
  • 雨天・荒天等が予想される場合は2月20日(土)に催行可否をご連絡します。
  • 必ず自己責任においてご参加ください。事故怪我などは国内旅行保険の範囲内で対処することに同意の上でお申込ください。

【主催】 くまの体験企画(代表:内山裕紀子)
【後援】 紀北町 紀北町観光協会 島勝浦区 株式会社島勝大敷