「熊野古道を歩いてみたいけれど、どうしたらいいんだろう?」
●「熊野古道」と検索すれば、数えきれないほどのホームページがヒットします。
それもそのはず、世界遺産に登録されている熊野古道は、三重県・和歌山県・奈良県の3県に広がり、とても距離が長く、コースがいろいろあります。
調べれば調べるほど、広域で奥が深いことに気づきます。
・熊野古道をほんの少し歩いて、写真だけ撮って帰る
・滑りやすい石畳を、ひきつった顔で恐々と歩いている
・道を間違えたり、順路どおり歩かずに引き返したり…
私たちガイドは、そのような観光客を見続けてきました。
「せっかく歩くならば、心から楽しんでいただきたい。」
そんな思いから、貸切りの現地ツアー「初めての熊野古道」の 4コースを企画いたしました。
●熊野の地名は「隈野」…奥まった場所、辺境や未開地の意味とされています。
はるか昔から、熊野は簡単には行けない場所でした。
だからこそ、大自然に神が宿るとされ、世界遺産登録や国立公園に指定される場所が残りました。
ツアーに参加いただき、奥深い熊野を感じてください。
・おすすめの熊野古道ルートをガイドしてほしい
・ただ歩くだけではなく、有意義な時間を過ごしたい。
・計画で悩まないように、地元の方にお任せしたい。
・自由度が高いツアーで、気を遣わずに楽しみたい。
といった方々へ。
4種類のコースプランからお選びください。
完全貸切りのプライベートツアーで、女性グループ、カップル、家族旅行で参加いただけます。
一緒に熊野古道を歩きましょう!
熊野古道伊勢路の松本峠をガイドと歩く、初めての方向けの貸切プライベートツアーです。
伊勢神宮から熊野速玉大社まで約170km。
伊勢からいくつもの峠を越え、熊野古道伊勢路の最後の峠が「松本峠」です。
ここで険しい峠道は一段落し、眼下には大海原。巡礼たちは長旅の疲れが癒される一時を過ごしたことでしょう。
峠へとつづく、何層にも積み重ねられた石畳を歩けば、道が崩れないように守ろうとした地域の人々の苦労が偲ばれます。
熊野古道はお参りの道であるとともに、人々の大切な生活道路でもありました。
熊野古道「大門坂」の石畳を歩き、那智の滝や熊野那智大社を参拝する貸切ガイドツアーです。
世界遺産登録されている熊野の聖地・那智山。
大自然のなかに神々が宿る場所として、古代から人々の畏敬を集めてきました。
上皇や貴族、武士、僧侶、そして庶民も、たくさんの人々があこがれ、参詣した場所です。
西国三十三所の巡礼者にとっては、一番札所の那智山青岸渡寺が目指す霊場であり、ここが旅の始まりでもありました。
石畳と森林が美しい熊野古道・馬越峠(まごせとうげ)を歩く、貸切ガイドツアーです。
熊野古道伊勢路は、伊勢神宮にお参りをした人々が、熊野の神様を目指して歩きつづけた「祈りの道」です。
江戸時代には西国三十三所の巡礼者たちが、一番札所の青岸渡寺を目指して歩きました。
この旅路は、峠を越えて小さな町にたどり着き、次の峠、その次の峠へと、峠越えが連続する苦難の道のりでした。
熊野古道中辺路・熊野本宮エコツアー
(通年開催/所要5時間30分)
発心門王子から熊野本宮大社へ、熊野詣を体験する貸切ガイドツアーです。
「晴れやらぬ 身に浮き雲のたなびきて 月のさはりとなるぞ悲しき」
この歌は、和泉式部が熊野古道中辺路の伏拝王子で詠んだと伝えられています。
もうすぐ目的地の熊野本宮大社へ着くのに、月のものが来て参拝できないと悲しんでいると、熊野の神は「もろともに 塵にまじわる神なれば 月のさはりもなにか苦しき」と返して参詣を許しました。