今回は、伊勢路踏破リレーウォークで知り合ったのメンバー中心の10名のツアーです。
1/10になったのは、産田神社の例大祭のときにぜひと薦められてのことです。
産田神社は何度も連れて行っていただいていますが、普段、ひっそりとしていて神秘的な雰囲気も漂っています。
1/10は例大祭とあって、まったく雰囲気が違って活気がありました。
以前のツアーで説明を受けたことで、とても印象に残っているのは、「産田神社は安産の神様で、境内内に敷き詰められた白い石を子供が授かるとお参りして安産を祈願して、1個後ろ向きに拾い、その石が丸ければ女の子、長細ければ男の子が生まれると伝えられ、無事生まれた後のお宮参りの時に、七里御浜海岸で白い石を拾い、元の石と一緒に返すそうです。」ということです。
それだけ地元に方々にとって大切にされている風習が残っていることに感銘を受けたことを思い出します。
産田神社は、さんま寿司発祥の地だそうですが、例大祭にちなみ1/10を「さんま寿しの日」としているそうです。
さんま寿司の振る舞いがあり、熊野市内のお店の味比べができました。
また、ぜんざいの振る舞いもされていました。
そのあとに産田神社で出していただける奉飯(汁かけ飯、骨付きサンマ寿司、和え物、神酒)も食べて、食べ歩きツアーのようでした。(笑)
また、神社では巫女の舞いが奉納されていました。
神社の建物の横にある「ひもろぎ」の説明を受けました。
「ひもろぎ」は、太古の昔、神の宿る御神所とされた場所のことで、この場所で、箒を使うことは決してしないそうです。
また、産田神社の例祭で売られている「うぶたみやげ」の粟おこしのことを、かんぽの宿の方と地元新聞から情報を得ていましたので、購入しました。
結構おいしくて、よく売れるのがわかる気がしました。
ファーマーズマーケットで、お買い物をして、そこの店先で売っていた14コ300円のたこ焼きをメンバーが買って、食べました。
久しぶりのたこ焼きは、美味しかったです。
次に今回のツアーをお願いするきっかけになった灯籠ヶ峯(121m)へ。
いつも歩いているような熊野古道とは違って、短い距離なのですが、線路をまたいだり、津波の避難場所を通り過ぎ、傾斜のあるわかりずらい道歩いて、岩場に辿りつきます。
そこには絶景が待っていて、お天気も良く遠くまで見えていました。
メンバーもかなり景色を堪能しました。
降りてきたあと、花の巖(岩屋)によりました。
手洗い所の横にある丸い石に水をかけました。それから御神体まで行き、お参りをしました。
その後、お綱茶屋でお団子を食べたり、お昼を食べたりしたあと、熊野市内の街中をめぐって、熊野古道おもてなし館や商店街を歩きました。
その後、木本神社に行きました。
木本神社には水槽石があり、とてもりっぱでした。
紀南ツアーデザインセンターでひと休みしてから華城山(110m)へ出発しました。
細い路地を通って、踏切を渡ったところに文字岩があり、説明を受けました。
「江戸時代の医師で作家だった橘南谿(たちばななんけい)が徐福の宮を訪ねて感動し、岩に書き残した詩を、後に木本の医師喜田玄卓が石工彫り刻ませた。無断で石を刻んだため、代官所からおとがめを受けた。」
というエピソードを聞きました。
それから、高城川に沿って歩き、峠を通って石仏に出で、そこから、電波局を通って、巨石に到着しました。
岩の割れ目を通り抜ける場所がありそこで、みんなで胎内くぐりをしました。
その後、石仏を通って、最高点の大岩まで到達しました。
そこも絶景でした。
以前、日帰りの一人旅で紀南ツアーデザインセンターに訪れた時に、当時いらっしゃった方にすすめられたのが華城山でしたが、なかなかいくことが叶わずにいました。
やっと行くことができて、感無量です。
5月には岩の上で鯉のぼりがはためくそうです。
最後に、熊野市駅方面へ商店街を通って、ナガシマさんの天然物のたい焼きをみんなで堪能して終了しました。
(ちなみにたい焼き器で一個ずつていねいに焼き上げるものを天然物、一度に6匹~10匹くらい焼き上げたものを養殖物といいます。メンバーの方にこの説明をしたら、うけていました。)
お天気に恵まれて、1日盛り沢山のとても濃いツアーでした。
また要望があれば、第2弾があるかもしれません。
その時はよろしくおねがいします。
くまの体験企画三河支部 Y様
いつもご参加いただき心から感謝申し上げます。
産田神社の例大祭に合わせてお越しいただき、熊野古道伊勢路・松本峠コースの周辺地域を巡りました。お天気に恵まれ、一日たっぷり絶景と食べ歩きを楽しんでいただけました。^^
灯籠ヶ峯と華城山は絶景でしたね!そして、千引きの磐座、ひもろぎ、花の窟、水槽石、文字岩など、熊野らしい「石の文化」を巡る一日でした。ナガシマさんのたい焼きは私も大好きです♪
熊野古道が世界遺産に登録されて10年を過ぎ、Y様のようにリピートされ、より深く熊野を知りたいと思う方々が増えてきました。派生ルートや周辺地域を含めて楽しんでいただけるツアーを作ってゆきたいです。
2月と、翌年1月もご予約いただきありがとうございます。再会を楽しみにしております!