2008年2月21日(日)第6回 紀伊半島みる観る探検隊 『廃村の元盛松探訪』 を開催しました。
元盛松は三重県尾鷲市の三木崎にある廃村です。

主催は くまの体験企画、案内人は尾鷲市在住の奥地啓吾さんです。
奥地さんは、祖父で元盛松出身の栄松氏から昔の様子を聞いて育ち、7年ほど前から元盛松の保全活動を続け、
地元での聞き取り調査を行い、郷土史料を作成しています。
募集人数15名のところ、多くのお申し込みやお問合せを頂き、人数を増やして20名で実施しました。

元盛松に住んでいた人々は、周辺が荒磯のために漁業を営むことが出来ず、限られた土地では農業も専業出来ないまま、細々とした山稼ぎや、人力による山越えで運んだ物資に頼り、困難な生活を続けてきました。
昭和4年に、三重県尾鷲市三木浦町「コノワ」地区へ集団移転して、現在は石垣などが残るのみとなっています。



三木崎の駐車スペースから約40分歩き、廃村・元盛松に到着しました。
猪や鹿が入らないように、集落を城壁のように囲んだ「猪垣」、子供達が遊んだ運動場跡、朽ち果てた松が立つ海蔵寺跡、一際大きな庄屋屋敷跡、石造りの水路や水槽、鎮守の森が残る鏡神社跡などを回り、海岸へ出ました。

雲ひとつ無い晴天で波も穏やかです。大きな丸石「ゴロタ石」の海岸から柱状節理の海食崖を削って造られた道を通って、岩場の船着場跡でお弁当を食べました。

奥地さんから不便な場所で暮らしてきた人々の生活、通学、移転時の話しなどを聞きながら歩くと、当時の様子が目に浮かぶようでした。
今回のツアーをきっかけに、元盛松の保全につながることを願います。

冬季開催のエコツアー「元盛松の集落跡を訪ねて」詳細はこちらから >>