ずいぶん前から、三重県南部と和歌山県東南部の、
昔の絵葉書や絵地図、観光パンフレット等を資料として集めているが、
数が多すぎて、全部見ていると疲れるほど溜まってきた。(^^;;

特に気に入っている資料を時々ブログに掲載したいと思う。

尾鷲絵葉書・瀬木山から見る国市浜方面(昭和初期)
   尾鷲の瀬木山から見る中川、矢浜地区、国市浜、向井浦方面

尾鷲市(当時は尾鷲町)の真ん中に「瀬木山」という山があった。
この絵葉書は、瀬木山から見下ろすように撮ったもの。
瀬木山があった場所は、現在、尾鷲市文化会館や主婦の店瀬木山店が建っているあたりである。
三田火力発電所が出来る前、「国市浜」という白砂が広がる海水浴場があり、山から切り出した木材を運ぶトロッコの終点だった。
うっちーの父親は、中川でエビをたくさん獲ったと懐かしく話す。

昭和30年代に瀬木山を全て削り、その土砂で国市浜を埋め立て、現在の三田火力発電所が建設された。

今、この絵葉書と同じ風景を見ることはできない。
同じ場所から写真を撮ろうにも、瀬木山が無いからヘリコプターでも使わなければ撮れないのである。

発電所の建設で、尾鷲は経済的に大きく潤った良き時代があった。
更にその前の長閑な景色、「尾鷲名勝絵葉書」である。