熊野古道伊勢路を歩く際、楽しみのひとつは眺めの良い展望台で食べるお弁当。くまの体験企画では、ツアー参加者に地元にしかないお弁当を食べていただこうと、お勧めお弁当の紹介・注文受付をしています。
熊野古道薬草弁当 を作っている 始神茶屋 楢 の新作弁当が出来ました。紀北調理師会で開発したから、味も栄養もお墨付き!
その名も 熊野古道石畳弁当
ご飯の上に乗っているのはウナギのかば焼きじゃないよ。三重県南部(東紀州)で採れる地元の魚 沖ギス(ニギス)です。これを熊野古道の石畳のように並べて彩良くデザインしたそう。
他にも地元で人気の ガスエビ 尾鷲産エリンギ 磯の香り豊かな青海苔 うっちーも気に入って何度も食べました。お勧めです (*^^)v
始神茶屋楢さんです。この人が作っています。
三重県南部の七里御浜で座礁した「フェリーありあけ」は、撤去されないまま相変わらず横たわっています。
2010年2月2日撮影のフェリーありあけ
2009年11月14日(座礁した翌日)大騒ぎの最中に撮影
3ヶ月が経ち、すすけたような船体になりました。
こんな違和感あるものが地元にあっても、みんな慣れてしまったのかあまり話題にならなくなり、当初に比べると見物人も減りました。
とはいえ、座礁現場近くの七里御浜は足跡だらけで笑えます (^_^;)
座礁したばかりの頃は、すごく油臭かった・・・あれを思い出すと本当に自然や漁業への影響が気になります。七里御浜は浜全体が世界遺産と吉野熊野国立公園に指定されており、ウミガメも産卵する場所。早く撤去していただきたい。
熊野古道馬越峠を歩いて、三重県尾鷲市の町なかへ入ってくると、北川という川に突き当たり、北川橋を渡ると熊野古道(旧・熊野街道)は続きます。
その橋の右手に、ちょっと変わったイチョウの木が生えています。
通称:つっぱりイチョウ
これ以上傾かないように、つっかえ棒をしてあるイチョウの木。
イチョウは雌雄異株で、雄木と雌木を一緒に植えると銀杏(ぎんなん)が生りますね。このイチョウもかつては2本生えていましたが、北川の河川工事で一本が切られてしまい、残った一本も根を傷めたのか傾いてしまいました。
このままじゃ倒れるからと切られそうになったところ、切らないでほしいという地元の人たちの願いで、つっかえ棒をして残ったそうです。
「ピサの斜塔」ならぬ「ピサのイチョウ」といった感じでしょうか。
ちなみに切られてしまったのは雄木です。女は強し!?
熊野古道馬越峠や尾鷲市へお越しの際は、ちょっと足を止めてみてくださいね。
前回に続いて大型シダを紹介します。
熊野古道伊勢路や三重県南部の沢沿いなどでみられるリュウビンタイ
恐竜が生きていた時代のシダの特徴を残す、本物の 生きた化石 です。
熊野古道&リュウビンタイ&うっちー
写真の撮影後、このリュウビンタイの葉が刈り取られていました。
なぜ?雑草扱いされた??もったいない〜!!
と思っていましたら、また元気に生えてきました。
現在も熊野古道を歩く人々の目を楽しませています。
うっちーは、尾鷲市にある三重県立熊野古道センターの準備事務所で働いていたことがある。早い話が、熊野古道センターが出来上がるまでの建設に関わる県事務所だ。
熊野古道センターは公設民営。行政側が建設して民間が運営する、指定管理者制度を導入している。
ここの展示資料の収集担当をしていたので、展示物に対しての思い入れが人一倍深い。
私がツアーのお客様と一緒に熊野古道センターへ行くことがあると、つい細かく説明してしまう。
これは熊野古道センター建設中の画像。
建設中は、時々地元向けに見学会を開いていた。
建設途中の駐車場。植栽がまだです。
行かれた方は違いがわかるかな?
熊野古道センターはオープンから3年目になり、指定管理者の再選定が近づいてきた。関わってきた私としては、今後の動向が気になるところ。
何にしても、訪れる人々に親しまれる熊野古道センターであってほしい。